バレエ振付師 ウィリアム・フォーサイス(William Forsythe)

バレエ振付師 ウィリアム・フォーサイス(William Forsythe)

William Forsythe

1949年、ニューヨーク生まれ。

1966年17歳で大学に入学し、ダンスを習い始める。バレエの振付けに際立ったものがあり、バレエ教師にその才能を見い出される。ジョフリー・バレエ団のダンス・スクールに移り、レッスン生としてよりバレエの習得につとめる。程なくジョフリー・バレエ団の団員に昇格し、正式なダンサーとして舞台へ出演し踊るようになる。

1973年にヨーロッパへ渡る。当時西ドイツで第一級レベルのシュトゥットガルト・バレエ団のオーディションに合格しバレエダンサーとして入団。このバレエ団はクラシック・バレエ以外に前衛的なモダン・バレエの演目にもウェイトを置いており、ヨーロッパにおけるモダンバレエの中心的な役割とその名を馳せていた。そのため、バレエ団の芸術監督のジョン・クランコをはじめ、世界中の才能が集まっていた。

1976年にバレエ団のバックアップで新人振付け家として最初の作品「ウルリヒト」 (Urlicht) を発表する。これは、モダンバレエであり男性ダンサーと女性ダンサーとのパ・ド・ドゥであった。以降は、所属するシュトゥットガルト・バレエ団を中心に数多くのモダン作品を発表するようになるが、舞台芸術の先端を突き進む表現に国外からも高い評価を得ることになる。世界中のバレエ団や劇場に作品を委嘱され、多くのカンパニーのレパートリーとなっており、人気の高さを証明している。

1983年に、ドイツのフランクフルト・バレエ団内に「Gange」を作る。翌年には、フランクフルト市の文化省の任命で同バレエ団の芸術監督に就任する。就任後間もなく、大作を幾つも発表する。フォーサイスはダンサーの身体能力の極限に挑むかのような、複雑で難度の高い超絶技巧を要する振付けを行った。加速された動作スピードと連続的な動きの要素で構成されたそれらの作品は、従来からのバレエに飽き足らなかった多くの観客を惹き付け、魅了した。
2002年にフランクフルト・バレエ団はクラシックの上演を主体にするとし、フォーサイスの解任を発表。世界中のバレエファンからの抗議により取り消されたが、財政難を理由に2004年7月に解散、フォーサイスはプライベート・カンパニー(The Forsythe Company)を新たに立ち上げた。2005年1月よりその活動を開始。カンパニーはザクセン州、ヘッセ州、ドレスデン市、フランクフルト・アム・マイン市、スポンサーより支援を受け運営している。現在は18名の専属ダンサーがフォーサイスと創作活動を共にし、2005年4月の新カンパニーのワールドプレミア公演を皮切りに、フランクフルト、ドレスデンを拠点に世界各国で公演を行っている。

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バレエ振付師